~どうして子どもは水が好き?~
水遊びが好きな子って多いですよね。
1~2歳でも、好きな子は水道でずーっとばしゃばしゃ。水たまりでばしゃばしゃ、冬だってばしゃばしゃ。お母さんとしては、風邪を引かないものかと心配でなりません。どうしてそんなに水遊びするんでしょう。
子どもの行動には必ず理由があります。水に触れるのも、発達のために必要なプロセスのようです。
乳幼児は、生まれてからどんどん体が大きく育ち、知能も発達して、「わんわん」「ママ」と言葉をしゃべるようになりますね。それと同じように、見た目にはあまりわかりませんが、神経も発達します。
感覚神経が発達するためには、実際に何かを見たり、聞いたり、触ったりしなければならないのです。水に触りたがるのも、それが理由です。水以外にも、砂や泥や色んなものに触って、子どもは自分の神経を育てます。
ただし、個人差はすごくあって、水に触れたがらない子もいます。砂や泥もそうです。本人が嫌がっているのに「成長のために水で遊ぶのよ!」と無理強いするのは、子どもの心を傷つけるのでやめましょう。
自然の多い屋外の方が、多様な感覚刺激を受けられます。水、土、風、お日さまの光、鳥の声・・・。
そこで本人のやりたいように遊ばせてあげるのが一番です。子どもは生まれながらにして自ら育つ力を持っています。命というのはすごいですね。