2014年
1月
05日
日
「ここには昭和がある…」
とあるプレイパークに遊びに来ていた大学生が漏らした言葉です。
生き生きプレイパークでも12月になったのに、はだしの幼児は多い。
先日、生き生きのすもう大会がありました。
負けた男の子はわんわんとママの胸の中で泣いていましたが、本当に悔しいのです。
男女ごとに大人の部もあって、パパやママが取っ組みあう姿を見て子どもは目が
キラキラ。大人も戦い終えると、ちょっと照れくさいけれど、実にすがすがしい。
体と体がぶつかりあうので、相手に応えようと思うと包み隠さずに全力を出すしか
ない。
勝つ嬉しさも、負ける悔しさも、言い訳のきかない本物。そんな正直な気持ちの
やりとりがこの社会では少なくなりましたね。
現代社会が失ったものが、プレイパークにはある。私たちはたくさんのものを失っ
てきてしまったという気がしませんか。
子どもの自由もその一つですが、たとえば人と人とのつながりとか、生身の人間の
感情とか、そういった目に見えないものをたくさん失ってきてしまった。
子どもたちが習い事をする時間は圧倒的に増えたけれど、友達と一緒に遊んだり
ケンカしたりして、心を育てる時間は圧倒的に減った。
子どもにとって本当に大切なものは何だろう?プレイパークが追っかけているのは、
そのテーマだと思います。(けい)
2013年
5月
18日
土
~どうして子どもは水が好き?~
水遊びが好きな子って多いですよね。
1~2歳でも、好きな子は水道でずーっとばしゃばしゃ。水たまりでばしゃばしゃ、冬だってばしゃばしゃ。お母さんとしては、風邪を引かないものかと心配でなりません。どうしてそんなに水遊びするんでしょう。
子どもの行動には必ず理由があります。水に触れるのも、発達のために必要なプロセスのようです。
乳幼児は、生まれてからどんどん体が大きく育ち、知能も発達して、「わんわん」「ママ」と言葉をしゃべるようになりますね。それと同じように、見た目にはあまりわかりませんが、神経も発達します。
感覚神経が発達するためには、実際に何かを見たり、聞いたり、触ったりしなければならないのです。水に触りたがるのも、それが理由です。水以外にも、砂や泥や色んなものに触って、子どもは自分の神経を育てます。
ただし、個人差はすごくあって、水に触れたがらない子もいます。砂や泥もそうです。本人が嫌がっているのに「成長のために水で遊ぶのよ!」と無理強いするのは、子どもの心を傷つけるのでやめましょう。
自然の多い屋外の方が、多様な感覚刺激を受けられます。水、土、風、お日さまの光、鳥の声・・・。
そこで本人のやりたいように遊ばせてあげるのが一番です。子どもは生まれながらにして自ら育つ力を持っています。命というのはすごいですね。
2013年
5月
18日
土
こんにちは。けいです。
僕はプレイリーダーといって、プレイパークで仕事をしているんですけども、
僕がプレイパークで一番「いいな~」と思うのは、あんまり子どもをしからなくて
いいことですね。
プレイパークによくくる子のパパ・ママたちも、あんまり子どもを叱らないので
とても嬉しいのです。子どものやることに寛容でいてくれる。時には子どもの起
こす珍騒動?珍行動?を見てみんなで笑っている。わが子に対してもそうだし、
よその子にもそう。そんな雰囲気作りを大切にしているんです。
やっぱり屋外というのが大きいんだと思います。服は汚れますが(いつもママ
たち洗濯ご苦労様です)、わが子がご飯を下にこぼしても気にしなくていいし、
広い空間を思いっきり走り回れるし、うるさくしても大丈夫。
子ども自身も外で遊ぶのは大好きですしね。
子どもを本人の好きなように自由にさせられる。それでいて大人は子どもを
叱らずに済む。そんな空間がプレイパークです。子育て奮闘中のママさん、
パパさん、ぜひ、プレイパークへ通ってみませんか?
そうそう、着替えはあった方がいいですよ!(けい)